香りの調和:フレグランスホイールと陰陽バランスの関係
「どんな香りが自分に似合うんだろう?」と悩んだことはありませんか? 香りは、私たちの印象や気分を大きく左右するもの。同じ香水でも、つける人やシーンによって印象が変わることがあり、選択肢が多い分、迷うことも少なくありません。
そんなときに役立つのが、「フレグランスホイール」を活用した香水選びです。フレグランスに興味のある方にとっては、すでにお馴染みのツールかもしれません。
フレグランスホイールは香りを体系的に分類し、それぞれの関係性を示すことで、自分の好みや新しい香りを発見する手助けになります。さらに、私はこのフレグランスホイールにスタイルエッセンスの「陰陽バランス」の考え方を取り入れることで、より自分に合った香り選びができるのではないかと考えました。
この記事では、フレグランスホイールを活用した香水の選び方について紹介します。
フレグランスホイールの概要
フレグランスホイールは、香りを体系的に分類するためのツールで、色相環(カラーホイール)の概念に似ています。現在広く知られているのは、調香師マイケル・エドワーズが1983年に考案したもので、香りを4つの主要カテゴリーに分類しています。ホイール上では、似た香り同士を隣接させ、自然なつながりや変化がわかるように工夫されています。また、フレグランスファミリー(香りの分類)やグループは、香水に共通する特徴をもとに整理されています。このホイールの利点は、香りの関係性を視覚的に理解しやすくすることです。
出典 Sniffapalooza Magazine
Exclusive interview with Michael Edwards
Fragrance Expert and Author of “Fragrances Of The World”

©️Michael Edwards, www.fragrancesoftheworld.com
香りの4つの主要ファミリー
- フローラル(Floral) – 花の香りを基調とした甘く華やかな系統
- アンバー(Amber / Oriental) – スパイスやバニラ、樹脂の温かみのある系統
- ウッディ(Woody) – 木や樹脂の深みのある香りを中心とした系統
- フレッシュ(Fresh) – 柑橘類やハーブ、海や空気感を連想させる軽やかな系統
これらのカテゴリーは明確な境界があるわけではなく、香りの要素が徐々に変化していくグラデーションのような構造になっています。
フレグランスの4つの主要ファミリーとサブカテゴリーの特徴はこちらで紹介します(別の記事で紹介予定)

フレグランスホイール
©️Michael Edwards
隣接する香りの関係性
フレグランスホイールでは、隣接するカテゴリー同士が共通の要素を持ち、自然に移行できるようになっています。香り同士の関係性を視覚的に示し、似た香りのグループが隣接するように配置されているため、香りの共通点や調香の流れを理解するのに役立ちます。
- フローラル → アンバー(温かみのある甘さへ)
- アンバー → ウッディ(深みのあるスパイシーな香りへ)
- ウッディ → フレッシュ(爽やかで軽やかな香りへ)
- フレッシュ → フローラル(みずみずしく華やかな香りへ)
例えば、ジャスミンとバニラが組み合わさるとフローラル・オリエンタルになり、ウッディな要素が加わるとより重厚な香りになります。
フレグランスホイールの欠落カテゴリー
フレグランスホイールは主に1990年代の香水市場を基に設計されているため、現代の香水の進化に追いついていない部分があるようです。特に次のカテゴリーが不足しています。(現時点ではバニラのようにアンバー系のサブカテゴリーに組み込まれる傾向があります)
- Gourmand(グルマン)
特徴:食べ物をイメージした甘く美味しそうな香り
主な香り:バニラ、キャラメル、チョコレート、コーヒー、ハチミツ、ナッツ類
- グルマン系は、「食欲をそそる香り」が特徴的で、1992年に発売されたティエリー・ミュグレーの「エンジェル」が先駆けと言われています。バニラやキャラメルなどのスウィートな香りがメインで、温かみのある甘さが持続します。秋冬に特に人気が高く、フェミニンな印象を与えることが多いですが、最近はユニセックスなグルマン香水も増えています。
▶ 代表的な香水:
ティエリー・ミュグレー「エンジェル」
プラダ「キャンディ」
キリアン「ブラック ファントム メメントモリ」
ジョーマローン「バニラ&アニス」
そのほかの最近のトレンドを反映した新しい香りのサブカテゴリー
🔹Mineral(ミネラル) 特徴:鉱物や地球の自然を表現したクリーンでモダンな香り 主な香り:オゾン、岩塩、火山灰、鉱石、水のエッセンス ミネラル系の香りは、従来のフレッシュ系の「ウォーター」カテゴリーよりも、より地球の要素を感じさせるユニークな香りです。オゾンや鉱石のような無機質で洗練された印象を持ち、都会的でクリーンな香りを好む人に人気があります。ユニセックスの香水が多いのも特徴。 ▶ 代表的な香水: イソップ「カースト」 ディオール「エデンロック」 ル ラボ 「Baie 19」 |
🔹Metallic(メタリック) 特徴:金属の冷たさや輝きを感じさせる未来的な香り 主な香り:アルデヒド、アイリス、金属のようなシャープなノート メタリック系の香りは、近未来的でユニークな印象を持つ香水の新しいトレンドのひとつ。シルバーやクロームのような「金属の冷たさ」を香りで表現しており、アルデヒドやアイリスを使ってフレッシュでありながらどこか人工的な魅力を加えています。 ▶ 代表的な香水: トムフォード「メタリーク」 コムデギャルソン 「コンクリート」「3」 エーテル 「ウルトラ」 |
🔹Smokey(スモーキー) 特徴:煙や燃えた木の香りが特徴的でミステリアスな雰囲気 主な香り:ウッドスモーク、インセンス(お香)、レザー、タバコ スモーキー系は、焚き火やお香のような燻した香りが特徴で、特にウッディ系やオリエンタル系と組み合わされることが多いです。暖かみのあるタバコの香りや、スモークされたウッドの香りが特徴で、個性的でセクシーな印象を与えます。 ▶ 代表的な香水: ル ラボ「サンタル33」 ディプティック「タムダオ」 メゾン・マルジェラ「レプリカ・バイザファイヤープレイス」 |
香りのグラデーション
- 香りの移り変わりは、軽やかさから重厚さへ、甘さからスパイシーさへと続く流れがあります。
- 軽やか(シトラス・フレッシュ) → フローラル → アンバー(温かみのある甘さ) → ウッディ(重厚で落ち着いた香り)
- 爽やか(ハーバル・グリーン) → フローラル → オリエンタル(エキゾチックで深みのある香り)
この関係性を理解すると、新しい香りの発見や香水の組み合わせがしやすくなります。
香水の試し方と持続性
香水は時間とともに変化するため、選ぶ際にはその特性を理解することが大切です。
①トップノート(最初の香り) → 柑橘系やアロマティック系のフレッシュな香りが強く出る
- ボトルを開けた瞬間に最初に香るノート
- フレッシュで揮発性が高く、興味を引きつける役割を持つ
- シトラス、ユーカリ、ラベンダーなど
②ミドルノート(30分後~数時間) → フローラルやスパイス系の香りが際立つ
- 香水の主要な香りを形成し、数時間持続する
- 香水の「メインテーマ」となり、香りのファミリー(分類)を決定する重要な要素
- 主にフローラル(花)系の香りが含まれる
③ラストノート(ベースノート)(数時間後~) → ウッディやバニラなどの深みのある香りが持続
- 香水の基盤を形成し、他のノートが消えた後に現れて長時間(最大1日)持続する香り
- いわば「香水のグランドフィナーレ」
香水を選ぶ際の5つのポイント
- 紙ではなく肌につけて試す
紙の試香紙と肌の上では香りの変化が異なるため、必ず肌につけて確認する。 - 手首をこすり合わせない
摩擦によって香りが変化し、揮発しやすくなる。 - 朝に試す
朝は嗅覚がニュートラルな状態なので、香りの細かい違いを感じ取りやすい。 - 他の香り付き製品を避ける
ハンドクリームやボディクリームなどの香りが混ざると、正確な香りを判断できなくなる。 - コーヒー豆を嗅ぐ or 外の空気を吸う
香りをリセットして、次の香水をより正確に感じ取れるようにする。
代表的なトップノート
シトラス(柑橘系):
レモン、オレンジ、ベルガモット、グレープフルーツなどの爽やかで活気のある香り
アルデヒド:
長鎖脂肪酸アルデヒドによる香り 脂っぽさ、石鹸のような清潔感、金属的なニュアンスを持つ。C10は柑橘系、C11はアニマリック(動物的)、C12はオゾンのような冷涼感を与える
フルーティ・ライト(軽やかな果実系):
青リンゴ、洋ナシ、メロン、パイナップルなどの軽やかなフルーツの香り シトラスとは異なる
グリーン(植物系):
新鮮な草や葉の香り。例:シスヘキセノール(青葉の香り)、ノナジエノール(スミレやキュウリの香り)
ハーバル(ハーブ系):
ミントやユーカリのような清涼感を伴う香り
例:ローズマリー、セージ、ペパーミント、ラベンダー(フローラルでもある)
ハーバル・スパイシー:
タイムやヨモギのようなスパイシーさを含むハーブの香り
コニファラス(針葉樹系):
モミや松の針葉や樹脂の香り 樹脂的・ウッディ・シトラス的なニュアンスを持つ
代表的なミドルノート
フルーティ・ダーク(甘く濃厚な果実系):
ラズベリーやピーチなどの重みのある甘い香り
フローラル(花系):
香水の中心的な香りで、軽やかな花から濃厚な花まで分かれる
- ライト系:スズラン、ライラック、フリージア、ローズ(軽め)
- グリーン系:スミレなど、葉の香りを伴う
- ヘビー系(ナルコティックフローラル):ジャスミン、チューベローズ、オレンジブロッサム、ナルシス(甘く官能的)
- ハイブリッド系:
ヒヤシンス(グリーン&フローラル)、スミレ(グリーン&ウッディ)
代表的なラストノート(ベースノート)
ウッディ(木質系):
シダー(鉛筆のような香り)、サンダルウッド(温かみのある動物的な香り)、ベチバー(土っぽい香り)、パチョリ(甘みのある土の香り)
アンバー(琥珀):
オイリーでウッディな要素に、メタリック、ナッツ、海水のニュアンスを持つ
現在は合成原料も一般的
天然のアンバー(マッコウクジラ由来の竜涎香りゅうぜんこう、アンバーグリス)はとても希少
- アニマリック(動物由来):
- ムスク(ジャコウジカ由来):スイートで粉っぽい香り
- シベット(ジャコウネコ由来):動物的でハチミツのような香り
シベットを使った香りはシャネルNo.5が有名
レザー(革系):
ロシアンレザーなどの香り
構成成分には樺のタール油やイソブチルキノリンが含まれる
オークモス:
乾いた苔や藻類のような香り タールのようなフェノール臭も含む
タバコ:
パイプタバコ、葉巻、灰皿の香り
アロマティック・スパイシー:
カルダモン、ナツメグ、シナモンなどのスパイスの香り
バルサミック(樹脂系):
ペルーバルサム、フランキンセンス(乳香)などの重く甘い香り
スイート・アロマティック:
ハチミツ、アーモンド、マジパン、アニスなどの甘く芳醇な香り

フレグランスのつけ心地を知るうえで、以下の3つの要素をチェックすると良いでしょう。専門店やデパートの香水売り場には、専門知識を持つエキスパートがいますので質問してみてください。
1 シアージュ(Sillage)香りの軌跡、残り香
香水がどのくらいの香りの痕跡を残すかを指します。シアージュが強い香水は、歩いたあとにも香りが空間に残り、周囲に印象を与えます。
2.プロジェクション(Projection)香りの広がり方
香水がどのくらいの距離まで広がるかを示します。プロジェクションが強い香水は、少し離れた場所にいても感じられるのに対し、控えめな香水は肌に密着するような香り方をします。
3. ロンジェヴィティ(Longevity)香りの持続性
香水の持続時間を意味します。持続時間が長い香水は、数時間にわたって香りが持続するのに対し、短いものはすぐに香りが薄れてしまいます。
香りから呼び起こされるイメージ
異なる香りは、それぞれ異なる感情や記憶を呼び起こします。
例えば、フローラル系の香りはフェミニン、ロマンティックなムードや、エレガンスを連想させる一方、ウッディ系やスパイシー系の香りは力強さや自信、官能的な余韻、温かみを感じさせます。特定の香水を選ぶことは、他人にどう見られたいか、または自分自身をどのように認識しているかを示すことがあります。
香りから連想される一般的なイメージ 香水選びは、自分の個性やなりたい自分を表現する手段の一つです。フレグランスファミリーごとの特徴を知ることで、自分にぴったりの香りを見つける手助けになるでしょう。
参考文献
*香りの構成が性格の印象に与える影響の研究
Ann Marie Fiore, Iowa State University.
EFFECT OF COMPOSITION OF OLFACTORY CUES ON IMPRESSIONS OF PERSONALITY
Social Behavior and Personality: An International Journal, 1992

💐フローラル系の香り:
優雅でロマンチック、繊細で女性らしい印象を与えます。バラやジャスミンのような花の香りは、柔らかく愛らしい雰囲気を演出し、誰からも好かれるクラシックな魅力を持っています。女性らしさを大切にしたい方や、フェミニンな印象を求める方におすすめです。
キーワード
- 優雅な(Elegant)
- 繊細な(Delicate)
- ロマンチックな(Romantic)
- フェミニンな(Feminine)
- 甘美な(Sweet)
- 夢幻的な(Dreamy)
- 柔らかな(Soft)
- 魅惑的な(Enchanting)
🔥アンバー(オリエンタル)系の香り:
エキゾチックで魅惑的な雰囲気を持ち、ミステリアスで洗練された印象を与えます。スパイスやバニラ、アンバーが織りなす香りは、力強く個性的な女性に似合い、存在感を放ちます。夜のイベントや特別な場面で、自信を持って輝きたい時に最適です。
キーワード
- 神秘的な(Mysterious)
- 魅惑的な(Seductive)
- 大胆な(Bold)
- 官能的な(Sensual)
- 異国情緒のある(Exotic)
- 温かみのある(Warm)
- 重厚な(Rich)
- 個性的な(Unique)
🌲ウッディ系の香り:
自然の中にいるような落ち着きと、品格のある強さを感じさせます。サンダルウッドやパチョリなどのウッディノートは、信頼感と安定感を象徴し、冷静で自立した女性をイメージさせます。控えめながらも内面の強さを持つ方や、ナチュラルで落ち着いた印象を求める方にぴったりです。
キーワード
- 落ち着いた(Calm)
- 自然な(Natural)
- 力強い(Strong)
- 温もりのある(Warm)
- アーシーな、土っぽさ(Earthy)
- 安定感のある(Grounded)
- 伝統的な(Timeless)
- しっかりとした(Sturdy)
🫧フレッシュ系の香り:
爽やかでエネルギッシュな印象を与え、アクティブで健康的な魅力を引き立てます。シトラスやグリーンノートが多く、清潔感と快活なイメージを持つ香りです。活動的で明るい性格の方や、フレッシュな印象を求める方におすすめです。
キーワード
- 爽やかな(Refreshing)
- クリーンな(Clean)
- エネルギッシュな(Energetic)
- 明るい(Bright)
- 若々しい(Youthful)
- 活発な(Vibrant)
- スポーティーな(Sporty)
- 軽快な(Lighthearted)
個人の嗜好
香水の好みは、その人の性格を表すことがあります。例えば、フレッシュでシトラス系の香りを好む人は、エネルギッシュで活発な印象を持たれやすく、反対に、深みがあり複雑な香りを好む人は、洗練された神秘的な雰囲気を持っていると見なされることがあります。この香りの選択は、無意識のうちに内面の性格を反映している可能性があります。
心理的な効果
香りは、他者の認識だけでなく、自分自身の気分や自信にも影響を与えます。特定の香りを身につけることで、自信が湧いたり、リラックスしたり、懐かしさを感じたりすることがあります。この心理的な側面は、香りの選択と自己イメージの形成をさらに結びつける要因となります。
香りのもたらす心理的メリット
- 気分向上:
シトラス系は気分を高め、ラベンダー系はリラックス効果がある。 - 記憶の引き出し:
ある香りが過去の楽しい思い出を呼び起こし、幸福感を高める。 - 自信を高める:
自分に合った香りをつけることで、自信を持って行動できるようになる。
香水の選び方(フローチャート)
香り選びに迷ったら、次のポイントを意識してみましょう。
1. 好みの香りを考える
→ 甘め?爽やか?スパイシー?
2. どんなイメージを演出したいか考える
→ エレガント?カジュアル?ミステリアス?
3. 用途を考える
→ デイリー用?特別なイベント用?リフレッシュ用?
4. 季節に合わせる
→ 夏は涼感のあるフレッシュ系、冬は温感のあるアンバーやウッディ系など
5. 肌との化学反応を確認
→ 肌の上でどのように香りが変化するかをチェック
この流れで選ぶと、自分にぴったりの香りが見つかりやすくなります。
香水選びに迷ったときは、お店でフレグランスの専門家に相談するのも一つの方法です。彼らは、あなたの好みやライフスタイルに合った香りを見つける手助けをしてくれます。5つのポイントを自分なりに整理して店頭で相談するとスムースです。
香水はその場で購入するか決めなくてよいので、気軽に相談して試すことをおすすめします。自分にぴったりの香りを見つけることで、より魅力的な印象を演出できるでしょう。

香水の持続時間を考慮したレイヤリング
香水の種類によって持続時間が異なるため、長く香りを楽しむために組み合わせるのもおすすめです。
持続時間は香料の濃度(ピュアパフュームの割合)によって異なります。濃度が高いほど香りの持続時間も長くなります。
香水タイプ | レイヤリングの工夫 |
---|---|
Eau de Cologne(オーデコロン) | 1-3時間 ベースにオリエンタルやウッディの香水を使い、持続時間を伸ばす |
Eau de Toilette(オードトワレ) | 2-4時間 シトラス系と組み合わせてフレッシュな印象に |
Eau de Parfum(オードパルファン) | 4-6時間 単独使用でもOKだが、トップノートを別の香水で補完する |
Parfum(パルファン) | 6-12時間 ライトな香り(フローラルやシトラス)とレイヤリングして調整 |
フレグランスホイールの活用方法
香水を選ぶ際や使いこなす際に、フレグランス・ホイール(フローラル・アンバー・ウッディ・フレッシュ)を活用すると、香りのバランスや組み合わせ方が分かりやすくなります。
隣接するカテゴリーを活かした香りのレイヤリング
隣接する香り同士を組み合わせることで、バランスの取れた調和のある香りを楽しめます。
🌸 Floral × 🔥 Amber
優雅でエキゾチックな雰囲気
フローラルの華やかさに、アンバーの甘さやスパイスを加えて、より官能的な香りに。
ローズ + バニラ
ジャスミン + アンバー
🔥 Amber × 🌲 Woody
深みのあるミステリアスな雰囲気
甘いアンバーにウッディの温もりをプラスし、落ち着いたエレガントな印象に。
バニラ + サンダルウッド
アンバー + ウード
🌲 Woody × 🫧 Fresh
自然を感じる軽やかで爽やかな香り
ウッディの落ち着きに、フレッシュの軽やかさをプラス。アウトドアや夏場に最適。
シダーウッド + シトラス
ベチバー + ハーブ
🫧 Fresh × 💐 Floral
軽やかでナチュラルなフレッシュフローラル
フレッシュの爽快さとフローラルの華やかさを組み合わせると、日常使いしやすい香りに。
シトラス + ネロリ
グリーンティー + ホワイトフローラル
コントラストを活かした香りのレイヤリング
対照的なカテゴリーを組み合わせることで、個性的な香りの変化を楽しむことができます。
🌸 Floral(フローラル) + 🌲 Woody(ウッディ) フェミニン × 落ち着きのあるウッディ
🔥 Amber(アンバー) + 🫧 Fresh(フレッシュ) 甘さと爽やかさのギャップを楽しむ
季節に合わせたレイヤリング
季節に合った香りの組み合わせを楽しむことで、より心地よい香りの体験ができます。
🌸 春
Floral × Fresh(軽やかな花の香りと清々しい爽やかさ)
例:アクアティックフローラル + シトラス
🍋 夏
Fresh × Woody(シトラスやマリンの清涼感と森林のほろ苦さ)
例:ハーバル + ウッディ
🍁 秋
Woody × Amber(スパイシーで温かみのある香り)
例:スパイシーオリエンタル + スモーキー
⛄️ 冬
Amber × Gourmand(バニラやスモーキーな甘さ)
例:バニラ・グルマン + アンバー・ウード
まとめ
フレグランスホイールは、香水の分類だけでなく、香りの関係性やグラデーションを理解するための便利なツールです。
自分好みの香りの整理と拡張:
自分の好きなカテゴリーを把握し、新しい香りにも挑戦できる
香水選びの参考:
似た香りや異なる香りの特性を知ることで、コレクションを充実させる
- 季節やシチュエーションに応じたカテゴリーの活用ができる。
- 香水の持続時間を考慮してレイヤリングすると、香りの変化を長く楽しめる。
香りのレイヤリング:
隣接または対極の香りを組み合わせて新たな香りの体験を楽しむ
- 隣接するカテゴリーを組み合わせると、自然で調和のとれた香りが楽しめる。
- 対角線上のカテゴリーを組み合わせると、ユニークで個性的な香りが作れる。
このようにフレグランス・ホイールを活用することで、香水選びやレイヤリングがより楽しくなります!✨
次回は、香りの好みと個人の性格の関係について考察します。自分に合った香りをより深く理解するためのヒントをお楽しみに!
読んでよかった!と思ってもらえたら嬉しいです😊
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